ギター初心者の学習する順番

まず、弾き語りを目的とする人にはあまり、参考にはならないだろうと断りを入れておく。

 

私はエレキギター歴ちょうど半年だが、初めに比べるとかなり上達していると思う。おそらく他の人と練習量が違うのが理由だと思う。しかし、もっと練習している人はいて、1年でかなり弾けるようになっている人も存在する。世の中おそろしいものだ。

そんな私が、個人的にどこから練習していけばいいかを書いてみた。

初めは私も何をすればいいのか全くわからず、ただking gnuかっけえとギターを買ってしまった。初めから持っていたモチベーションとしては曲を作るぞという気持ちだけだ。まあ、気持ちだけではどうしようもないもので、遠回りしてしまうこともあると思う。

本題に入るが、初めはとりあえず、何か曲を弾けるようになった方がいいと思う。ギターには演奏テクニックがいろいろあり、それを知ってるだけで弾ける曲が広がる。なのでコピーをしてみるが、第一。私はnirvanaのsmells like teen spilitsを練習したが、初めは全部弾けるようになるまで、1か月ほどかかった。初めはそれくらいしてでも、自分で納得できるくらいには弾ける、ということを重視した方がいい。難易度は低めで、このレベルの曲は5万とあるので、弾けそうなら自分の好きなアーティストの曲でも練習できると思う。

次にコードフォームを覚える。私はnirvanaと同時進行していたので、それでもいいと思う。コードにはCAGEDの5つのフォームがあるが、これらをスライド移動させるだけで他のコードを弾けてしまう。例えば、FコードはEコードを1つずらしたものだ。また、BコードはAコードを2つずらしたものになっている。この形を覚えるのはなかなか大変だと思うが、気合でがんばるしかない。曲のコード進行だけ載ってるサイトなどで弾き語りでもしながら覚えていくと苦でなくなるかもしれない。メジャーコードとマイナーコードくらいは覚えよう。

コードフォームを覚えたら、ピッキング練習だ。私は、エレキだが、ただやりたくて3フィンガーも練習してしまった。まあ、やってよかったと思ってる。私はコードを覚えた後、じゃーーんと普通にならしていたが、アルペジオや速弾き、ハーモニクスの練習を始めた。オルタネイトピッキングはよく使うのでこの辺で習得しておくのがいいだろう。

私は飽き性なので、ここまでを日ごとに同時進行していたので、順番にする必要はないかもしれない。そして、ここまでできると結構曲のコピーもしやすくなるのではないだろうか。

この後、何をすれば曲を作れたり、ギターで自分の思うように演奏できるのだろうと疑問なまま今までのことをさらに練習していた。そしてある日、ペンタトニックスケールというものに出会った。

私は音楽理論も同時進行で学んでいたのだが、ペンタトニックスケールに出会ったことで、スケールをギター指板上で見えるようになることがギターを弾くうえで重要なことなのだと気づいた。

よって、今までの3つが終わった後私がやるべきだと思うのは、音楽理論についてだ。音楽理論というといろいろやらなきゃいけなそうに感じるので具体的に書くと、

1つはコード進行をいくつか知っておき、自分で組み合わせて作れるようになることだ。そのためにはメジャーコード、マイナーコード以外にもテンションコードも覚えておくと幅が広がる。コードには種類も作られており、ドミナントサブドミナント、トニックというものがある。これも知っておくとパターン化しやすくなるだろう。

2つ目はダイアトニックコードだ。これはよく聞くと思うが、簡単にいうとあるベースの音を基準に(曲のキーと呼ばれる)曲の中で使われる7種のコードが分かるよ、というものだ。キーがCの場合、その曲ではC、Dm、Em、F、G、Am、Bm7b5(Bmb5)というコードが使われるよ、というものだ。

3つ目はスケールだ。あいみょんのようにコードだけ弾くというスタイルもいいと思うが、出てくるコードごとにそのコードのスケールを弾くとオリジナル感がでるだろう。ここまでできれば1つのゴールなような気がする。まあ、音楽は複雑で、リズムを変えたり、とんでもないスケールを使ってみたりするだけで全く印象の違う別の曲を作ることも可能なので、ゴールは一生かけて見つけようじゃん。

majarコードからminorコードへ

コード進行には変わった変化をするものもあり、メジャーコードからマイナーコードへ変化するようなものがある。

先日から書いている、グリーンデイのラストナイトオンアースもサビ的な部分でD→Dm→Aと変化している。このAのキーをCにするとF→Fm→Cとなるが、この進行はどこかで聞いたことがあるのではなかろうか?

また、radio headの「creep」という曲もメジャーからマイナーへ変化する。これはG→B→C→Cmと最後に出てくる。初めのCまでの部分は盛り上がるような感じが出ているが、最後のCmで一気に悲しくなってしまう。最後のコードをEm、F、GM7、Bなどでも暗っぽくはできるのだがCmにはかなわない。

この悲しい感じの個人的な考察だが、コードのある音に注目してもらいたい。

G→B→C→Cmのうちに含まれる音の変化としてD→D#→E→D#というものがある。この上昇下降によって作り出されているのと半音3つが並んでいるスケールというのは普通でないために不思議な進行に聞こえるのではなかろうか。(普通とはメジャースケールやマイナースケールではあり得ないことだよねという意味で、ブルーノートスケールというものが一応ある。)

聞こえてくる感じとしてはB→D#→E→D#だが、1つの考察としては考えられる。現にG→B→C→Cmの最後をB(D#が含まれる)としたときは似た感じになっていると思える。

オーギュメントのコード進行について

またもオーギュメントのことだが、Cから始めた場合の3つの進行の例を紹介する。

1つは last night on earth と同じ上昇して下降してくるもので、C→Caug→C6→C7→F→Fm→C→C の進行だ。これはルートから3番目の音が半音ずつ変化していくものだ。

2つ目にC→Caug→G7→G6 と4小節で終わるものだ。これはCのルートから3番目の音の変化とGの追加4番目の音の変化に上昇と下降が入っている。まあ、トニックからドミナントみたいなものだ。

最後にオーギュメントからも始められて、Caug→Am→Dm7→Dm7-5 のような進行もできる。

 

つまりこれらからわかるのは、オーギュメントも割と自由度が高いということだろう。

「last night on earth」オーギュメントを使ったコード進行について

私が初めて聞いたパンクロックはグリーンデイだった。グリーンデイのアルバムは「アメリカンイディオット」が有名かもしれないが、タイトルにもあるとおり、アルバム「21stセンチュリーブレイクダウン」からパンクではないが、「last night on earth」という曲のコード進行について書いてみた。(書きたかった)

 

始めてこの曲を聴いたとき、コード進行とは何ぞやという状態であったが初めて聞くような印象をもったのは覚えている。当時の私でも、テレビに流れるjpopばかり聞いているとまたこの曲か、といった気分になっていたものだ。

まあ、音楽は聴く人それぞれで知っている曲知らない曲があるものなのだから仕方ないのだろう。所詮、聞く人の音楽に対する欲に過ぎない。

 

話が脱線したが、この last night on earth という曲の初めのコード進行はAメジャーからAaugとオーギュメントを経由する。そのあともAメジャーの3番目の音が半音ずつ、つまりラド#ミのミの音が半音ずつ上がっていくようになっている。ギターで1弦のみを見た時、E→E#→F→F#という上昇する動きを見せている。そのあと、D→Dm→Aと1弦の動きのみをみると、F→E#→Eと下降している。

コード進行とは不思議なもので変わってない音と1音だけ変わっていく音との構成でこんなに美しく聞こえてしまうのだ。

 

他にも「I Need To Be In Love」という曲のサビの終わりの部分でも同じような進行が使われている。個人的にこの曲もものすごく美しい曲だと感じる。

なにやらオーギュメントを制する者は美を制するような気がしてきた。がんばって制してみようじゃん。

ギターで挫折しないためには。これから始めるギター超初心者へ

ギターを買って何をしたいか、何を目指したいかは人それぞれだと思う。なので今回は、自分が始めたばかりのころにアドバイスするならという体で書いてみる。

 

少し前置きが入るが、私のギターはエレキギターで、過去にコードを弾くことも覚えることもできず、さらには機材も多すぎてよくわからん、とすぐに練習するのをやめてしまったことがある。しかし、もう一度ギターを始めようと思い今に至る。

現在はギターの練習を始めてから半年が経とうとしているが、ほぼ毎日のようにギターに触っている。これは当たり前のことだが、過去の自分にはできていなかったことだ。

この2時期の違いから自分なりに思うギターの始め方を紹介したいと思う。

 

 

環境を整える

 

ギターを始めるうえで周りにギター経験者がいればこれほど心強いものはない。私が実際に行ったのはバンドグループを組んだことと、LINEのオープンチャットグループに参加したことだ。

バンドグループではここまでする必要はないとは思うが、自分が弾けるようにならなきゃいけないという環境を作り出すことができる。

そして、LINEのオープンチャットは無料で質問することができ、グループの人の質問すらも参考にできる。ギター教室とは異なり、金銭が発生していない分、責任のある回答を求めることはできないが、それでも十分な回答を得られる。(私がギター教室に通っていたわけではない)

 

 

モチベーションの維持

 

モチベーションの維持などといった人為的な維持ならやめてしまった方が合理的に思う節もあるが、これが自然にできるというのはギターを弾く運命にある人だけだろう。そしてギターを弾きたい人はみんなそういった人だろう。

では、私がなぜこれを書いたのかというと、弾きたい曲を練習しようとすると初心者には到底弾けないような曲にあたった場合、そこで挫折する可能性が出てくるからだ。そこでギターを弾かない人生を選んでしまうのは少しもったいなく思う。

調べればギターで簡単な曲を探すこともでき、パワーコードのみの曲などが出てくるだろう。しかし、アコースティックギターでは迫力なく聞こえるかもしれない。

個人的にだが、私がお勧めするとりあえず簡単なものはブルースだ。ブルースはリズムも取りやすく押さえる弦も少なく、とりあえずギターを始めたいといった人にはちょうどいいのではないかと思う。

 

 

最後に

 

もし弾きたい曲があるのなら1日1時間練習したとしてもすぐに弾けるようになるとは限らない。弾きたい1フレーズがあるならそれを何時間も練習し弾けるようになればそこからギターライフが始まるだろう。