「last night on earth」オーギュメントを使ったコード進行について

私が初めて聞いたパンクロックはグリーンデイだった。グリーンデイのアルバムは「アメリカンイディオット」が有名かもしれないが、タイトルにもあるとおり、アルバム「21stセンチュリーブレイクダウン」からパンクではないが、「last night on earth」という曲のコード進行について書いてみた。(書きたかった)

 

始めてこの曲を聴いたとき、コード進行とは何ぞやという状態であったが初めて聞くような印象をもったのは覚えている。当時の私でも、テレビに流れるjpopばかり聞いているとまたこの曲か、といった気分になっていたものだ。

まあ、音楽は聴く人それぞれで知っている曲知らない曲があるものなのだから仕方ないのだろう。所詮、聞く人の音楽に対する欲に過ぎない。

 

話が脱線したが、この last night on earth という曲の初めのコード進行はAメジャーからAaugとオーギュメントを経由する。そのあともAメジャーの3番目の音が半音ずつ、つまりラド#ミのミの音が半音ずつ上がっていくようになっている。ギターで1弦のみを見た時、E→E#→F→F#という上昇する動きを見せている。そのあと、D→Dm→Aと1弦の動きのみをみると、F→E#→Eと下降している。

コード進行とは不思議なもので変わってない音と1音だけ変わっていく音との構成でこんなに美しく聞こえてしまうのだ。

 

他にも「I Need To Be In Love」という曲のサビの終わりの部分でも同じような進行が使われている。個人的にこの曲もものすごく美しい曲だと感じる。

なにやらオーギュメントを制する者は美を制するような気がしてきた。がんばって制してみようじゃん。